肩口はスーツが広まっていった国柄によって、様々な形に変化していきます。男性的なラインを形作る上で、こちらも重要なディテールですので、参考にしてみて下さい。
ナチュラルショルダー(標準仕様)

最も一般的なショルダーラインがこのデザインとなります。ドレス・カジュアルなど、あらゆるシーンでも気にせずに着用でき、体型にも優しくフィットするショルダーラインです。
マニカカミーチャ(雨振袖)(Option)

シャツ袖とも言われる独特のギャザーが入ったデザイン。スポーティで快活な印象を与えるデザインですが、ビジネスには少し軽くなりますので注意が必要。陽気で楽観的なイタリア人のライフスタイルにはピッタリですね。カジュアルシーンにおすすめ。
生地よってはギャザーの見え方が変わります。柔らかい生地で誂えると、よりドレープ感が増します。
コンケープショルダー(参考写真)

英国調のクラッシックな首筋から肩口にかけて、反りあがるショルダーラインが独特な雰囲気を醸し出します。現代ではあまり見受けられないシルエットです。
時代によって微妙に違いがあります。写真は60年代中盤のヴィンテージ。
ビルドアップショルダー(参考写真)

こちらも英国調の質実剛健さを匂わせる、男性的なショルダーラインが独特な印象。スクエアショルダーに比べると、取り入れやすいデザインでしょう。