ジャケットの機能性と美観を維持するための、背面の切れ込みです。モーニングコートやテールコートの名残とも言われています。体型によって適したデザイン選びが重要となってきます。
ノーベント(標準選択可能)

背面の切れ込みの無いデザインです。
クラッシックなスーツやタキシードなど、運動量が少ない室内用としてのイメージが強い仕様です。
センターベント

背面中心に1本切り込まれたデザイン。シングルブレステッドのスーツに用いられることが多い一般的なデザインです。
着用時のサイズ感を掌握する際は、ベントが開いていないかどうかが重要なポイントになります。
センターフックドベント

背面中心に浅めの切れ込みが1本入ったデザインです。鍵で引っ掛けたようなデザインが独特で、60年代のアイビースーツやブレザーなどにも見られる仕様です。
サイドベンツ

左右のヒップに沿うように2箇所切れ込みを入れたデザイン。腰に携えた剣を抜き差しする際の機能性の名残と言われておりますが、軍服がルーツのダブルブレステッドによく見られます。
ヒップが大きくセンターベントが開いてしまいがちな方は、こちらのデザインの方がいいでしょう。