スーツの身頃の前合わせ(打ち合い)は基本的に、シングルブレステッドとダブルブレステッドに分かれます。見た目の印象も大きく違ってきますので、参考にしてみて下さい。
シングルブレステッド(標準仕様)

最も一般的なスタイルがシングルブレステッド。ダブルブレステッドに比べると、スポーティで快活な印象を与えます。
ボタンは通常は留めて着用し、着席時はボタンを開けて座るのが、一般的なマナーとしての振る舞いです。スリーピースのウエストコートを着込んでおくと、フロントを開けたりジャケットを脱いだりしても、エレガントさを保持できます。
ダブルブレステッド(Option)

シングルブレステッドに比べて品位と風格が演出できます。海軍の軍服にルーツを持つ前合わせは、シングルに比べて防寒性能も高い仕様です。
ボタンは起立時、着席時関わらず留めて着用するのが基本です。特に厳粛な場で着るという意味合いは元々ございませんので、少し華やかな場や厳かな場では、シングルと着分けするくらいの感覚で着用しましょう。