夜の正礼装である燕尾服があまり着用されなくなり、準礼装であるタキシードが用いられつつあります。パーティーなどでは、略礼装のダークスーツで済ましてしまいがちではありませんか?ブラックやミッドナイトブルーのタキシードを一着持っておくことで、場を華やかに演出できますし、ダークスーツよりも格上ですので、よりエレガントに映ります。

【Tuxedo】90's vintage USA製
【bowtie】50's vintage USA製
【wing color shirts】Joseph & Feiss
【Studs button】50's vintage
『ブラックタイ』というドレスコードが記されていれば、着用するアイテムにルールがございますが、記されていなければ『場』が許される限り自由です。小物はボウタイやスタッズボタン、ポケッチーフで、インナーはベストやシャツなどで個性を演出できます。ベストはカマーバンドでも構いません。ベルトでもブレーシーズでも構いませんが、ベルト着用時はベルトが見えないように工夫しましょう。
数年前に見つけた珍しいノッチドラペルに、拝絹ではなくパイピング仕様のヴィンテージタキシード。一般的にはダブルブレステッドのピークドラペルや、ショールカラー(へちま衿)で、ラペル部分は拝絹になっています。ノッチドラペルのものも、一般的にはラペルが拝絹仕様です。一見通常のジャケットに見えがちですが、よく見ると袖口や包みボタンなどタキシード仕様になっています。ご自身専用のディテールで誂えてみるのも、楽しいものですね。