
印象を上げるための装いはとても大事な事。
ただ、どんなにオシャレなコーデや
モノ選びをしたところで、『毛玉』が
ついているのを見ると、一気に印象は
マイナス方向へ働く。
スーツスタイルが多い方も、
ジャケットのインナーに合わせたり、
カジュアルシーンでも外套の下はニットを
持ってきたり、厚手のものならば、一枚で
過ごす事も増えてくる。
目につきやすい上着、衣替えの季節に全て
見直すことが一番大事。
第一印象を一気に下げる毛玉〜最低限すべき3選と幸運を呼ぶアイテム3選〜
◎印象が落ちる瞬間◎
動物というのはかわいい。
私はイヌ派であったが、
最近のネコブームもあり、
ネコも大好きになってしまった。
左図を見て第一印象はどうであろうか。
『かわいい!けど汚い』
そういう印象を抱いたのではなかろうか。
何の逡巡もなく、抱き上げることが
できるであろうか。『洗ってあげたい』
というのが、私が感じた第一印象。
つまり『汚い』という前提が先に来るのだ。
◎立場の高さや美形ほどマイナスに働く◎
過去に同じような瞬間が、人間と接しているときに感じた。
その方は地域では『やり手』と称されるほど、経営やアイデアの
センスも良く、人望も非常に厚い経営者であり友人。
季節は寒くなりかけてきた頃。彼と久々に食事を交わそうと
席に付き、ご互いの外套を脱いだ瞬間。彼の着ていたニットの
毛玉の多さに驚くと共に、少し残念な気持ちになったのだ。
魅力が半減どころか、激減した瞬間だった。
特に経営者や人目に立つ機会の多い職業であれば、
注意して見直すべき課題。また、婚活中の男女も
第一印象を左右することは言うまでもない。
普段からブラッシングを行うことで、
発生を軽減できるのは確か。
だができてしまった場合は、
毛玉取り機に頼るしかないのが実情。
下記は最低限やっておくべきアイテム
3選をまとめてみた。
①ジャケットやコートなどの外套
素材にもよるが、ウールやツイードなど、
外面を覆う範囲も大きく、最も目につくもの。
カッチリとした形の物ほど、毛玉はみすぼらしく映る。
②セーターやタートルなど
インナーとして着こむケースが多く、
最も衣服や身体との摩擦が多くなりがち。
特にゲージの粗いものや、編み込み柄のある
アランセーターなどは放置すると、毛玉も
大きくなりやすいので要注意。
③フリースやスウェット類などの普段着
スーツ姿はピシッとしていて当然。
私服にこそ本当の姿が現れる。ちょっとした外出に
着ていくだけのフリースやスウェット類などは、
手入れしておくことで、いつ誰に遭っても恥ずかしく
ない状態にしておく。ブランド云々ではない。
(余談だが、crocksはベランダだけにしよう)
以上3選は最低限やっておくことで、
第一印象を下げることは防げること間違いなし。
では、縁を呼び込む3選とは?
以下に記していこう。
◎縁を呼び込むアイテム3選◎
実際目につくことがほとんどない部分。
ここまでやる必要があるの?と思うかも知れないが、
シチュエーションを想定しながら見ていこう。
①靴下や小物
座敷文化の日本。食事やお呼ばれなどで、靴を脱ぐ機会が
多い。破れや生地の走りはもちろん。綺麗にやっておいた
方が印象はいい。手袋や帽子類も、面積は小さいながらも
目につきやすいもの。靴との摩擦が最も激しいつま先や、
かかとなどは特に目につきやすいので注意。
②パジャマ
寝るだけではあるが、自身を護る衣服であることは
変わりない。毛玉どっぷりのものを着るよりも、
お気に入りを着て寝た方が、気持ちもいいものだ。
③下着
一番汚くなりがちなもの。劣化の激しいものを
着続けるのは止めよう。見せるものではないが、
パジャマと同じく、自分が気持ちのいいものを
身に付ける。
上記3選が、何故幸運を呼び込むのか。
①に関してはビジネスシーンでも
活きるし、異性にも印象がいい。
②③に関しては、自分への扱いと異性への配慮。
汚れたものは捨てるとして、自身を飾る洋服と
同じ扱いができているかどうか。
目に見えない部分だからこそ大事にしたい。
特に独身生活が長ければ、雑になってはいまいか。
自身への気を配り方が、外面へとつながってはいまいか。
婚活中であれば尚のこと。
付き合って深い関係になってからではなく、
縁を呼び込む装いを目に見えない部分から、
意識しておくのだ。
目に見えない部分への意識付けは、
目に見える所への意識へと繋がらない訳がない。
外面を覆うものと、合わせて一気にワクワク
楽しんでやることをオススメする。
◎細部への気配りは感性を磨き幸運を呼ぶ◎
体毛の多い動物は毛繕いをする。
ネコに関しては、グルーミングする
ために舌がザラついているのはご存知だろう。
古くなった毛を取り除き、汚れを落としたり
体臭を予防したりする目的で、本能的に
備わっているとのこと。一日の3分の1をも
毛繕いに費やすそうだ。
人間は体毛も無く、毛繕いをする必要性も無い。
ただ残った頭髪だけは顔に最も近く、ただちに
印象を左右するものであり、社会人であれば
気にかけていない人はいない。
頭髪や顔などの表面的なものだけではなく、
体毛の代わりといっても等しいくらいの衣服に、
もっと手間をかけるべきである。
化繊を除く天然繊維は、自然や生き物の恵み。
手入れをすることは感謝のひとつ表現ともいえる。
それ無くして、いくら着飾っても砂上の楼閣の如し。
あるものを美しく保つという意識は、
自身の内面や人間関係にも幸運をもたらす。
損得勘定なく、真心から出る細やかな気配りが
できている方ほど、美しい環境を自らの感性を
もとに創り出している。
最近出会ったそういう方ほど、良縁に恵まれ、
幸福に包まれていると感じている。
私もそう在りたいものだ。
〜終