
人には必ず特性が備わっている。
生まれながらにして、誰しもが
持っている。
今回個性とは呼ばずに、
敢えて特性としたのには意味がある。
個性というと内面も包含した意味合いが
強くなってしまうので、今回は外面を
重視した内容のため、『特性』と呼ぶ
ことにした。
長年コンプレックスを感じてきた私も、
今は特性として捉えられている。
もちろん洋服の力を借りて。
◎形容詞の順番がポイント◎
最近、TVだけでなく動画や
SNSなど、様々な映像媒体
が登場している。出てくる方々も特性があり内容も楽しい。
芸能人だけでなく、一般ユーザーも自由に
活用でき、発信できる時代になった。
その媒体に登場する方々を見て
どう感じるか。人それぞれであるが、
出てくる形容詞の順番を感じてみて欲しい。
前回の記事にもヒントを入れてある。
読んで下さった方はピンときたであろう。
『汚れたネコ』の下りである。
『かわいい』けど『汚い』ネコ。
ヴィジョンとして視覚から入ってくる場合は、
そのもの本来が持つ、『かわいい』という感覚よりも、
『汚い』という二次的要素が勝ってしまう。
それは人間も同じである。
美形は例外だが、それはそれで問題が発生しやすい。
それについては、詳しく文中最後の追記を。
凡庸な顔立ちや体型的に特性が強い場合は、
当然工夫が必要となる。その工夫こそ装いであり、
人間の特性を意図的に操作できる技術であると、
まずは申し上げておきたい。
◎印象を左右する3大要素◎
自分の特性を知るうえで必要なのは、
パーツごとに分けていくこと。
次に各パーツの属性をつかむこと。
善悪の判断は不要である。
大事なのは客観的に見て、素直に
受け止めること。
以下にその要素を記そう。
1.顔(頭髪も含める)
- 美形派タイプ・・・自信がある人
- 凡庸派タイプ・・・忘れられやすい人
- 個性派タイプ・・・部分的に特徴が強い人
2.体型
- モデルタイプ・・・メリハリもあり自信がある人
- 凡庸派タイプ・・・中肉中背の普通体型
- 個性派タイプ・・・痩せ型、肥満型、胴長短足
3.身長
- モデルタイプ・・・平均身長より少し高め
- 凡庸派タイプ・・・平均身長前後
- 個性派タイプ・・・平均よりかなり差がある人
以上が印象を左右する3大要素である。
骨格診断はある程度の道しるべとし、神経質に
なるほど気にするものでもないと考えている。
鏡の前に立てば、自分でも十分把握できるはず
だからである。特に男性の場合、細かな採寸が
必要なシーンは、オーダースーツの場合のみ
である。
◎自身の特性を知る◎
それぞれをバラした次は、
各パーツごとを組み合わせて特性を掴むこと。
一番強い属性が最も表に出てくる。
- 万能型・・・全て整った美形タイプ
- 普通型・・・目立った特性が無いという特性
- 頭部型・・・顔周り周辺に特性が強い
- 体型型・・・体型や身長に特性が強い
主に上記4選のいずれかに属するだろう。
ここからが、特に重要となってくるのだが、
装いを工夫しない限り、この特性だけが
目立つ。
それは、そのまま相手に第一印象として
伝わってしまう。これは生まれもった特性で
変えようが無い部分だからだ。
私の場合は、
天パで凡庸な顔立ち
+
ガリガリの痩せ型
+
少し高い身長
⇓
凡庸な人の完成
特に意識して工夫しなければこの印象。
忘れられること請け合いであった。
それぞれの特性は掴めたと思う。
万能型以外が好印象を残すには、
工夫が必要となってくる。
では、装いを工夫するとどう印象が
変わるのか。特性がどう生きるのかを
記していこう。
◎特性の2番目の形容詞が重要◎
ここからが本題。
特にセンスや細かいテクニックは
最初の段階では必要なく、サイズの基本と
ベーシックでいい。あとは、やり続ける
ことで身に付いて行くもの。
着地点である結果を頭にイメージする。
装いの魔法という足し算で、特性は
活きるし殺すこともできる。
- 万能型+装い=イケメン・美形
- 普通型+装い=オシャレな人
- 頭部型+装い=○○だけどオシャレな人
- 体型型+装い=○○だけどオシャレな人
このような印象を相手に届ける。
実際の言葉としては次のように
変わってあなたに届く。
『雰囲気が素敵です』
これ以上の誉め言葉はないだろう。
細かなブランドがどうとか、
組み合わせがとか、いちいち見ない。
第一印象を伝えるのは、まず雰囲気。
芸能界でもイケメンや美女だけでは、
ないのはお分かりだろう。脇役や
身体的特性の強い方も、特に人気が高く
目に留まる。
個人的に異性では横澤夏子さんや、
柳原可奈子さん、渡辺直美さん、
バービーさんは好きである。
魅せ方が本当にウマいと感じるのだ。
◎堂々と振舞うこと◎
あなたに与えられた特性は、
神様からのギフトとある書籍で読んだ。
あなたを受け入れられない狭量な人間を、
あなたの世界から仕分けるための、
最強のツールが特性。決して
あなた自身が卑下してはいけない。
仏典にある『願兼於業』という言葉。
人として生まれてくるに当たって、
様々な『業(カルマ)』を敢えて
背負い、同じ苦しみに悩む人々を
救うため、仏様が自らに課した、
幸せになるための関門とのこと。
だからこそ、活かさなければならない。
他にもなかなか踏み切れない人達が大勢いる。
このことを腑に落としたうえで、
自己投資して矯正するもよし。
ジムなどで鍛えるのもよし。
前向きになれれば、何だっていいのだ。
まずは、自らが幸せの直道に入るための
装いに工夫を加えていくこと。
細かなテクニックや工夫は別の機会に。
〜終
追記:万能型は何を足そうが引こうが変化が無く、
全て顔立ちに集中してしまう。だが、
手抜きや抜けが目立つのも万能型の特徴。
『イケメン・美女だけど〇〇』
芸能人などは分かりやすい一例。
ビジュアルがいいだけに、
人間性が形容詞として後付け
されているケースが多く感じる。
また、気後れせずに
そういう美形と同席する場合、
堂々と人と接することで、
勝手に仕分けができていくものだ。
美形好きは美形へ、
雰囲気重視は雰囲気重視へ。
卑下せずとも、
あなたを受け入れてくれる人は、
あなたが自らの力で引き寄せるのだ。
あなたも選ぶ側になる権利がある。
ただ努力と工夫が必要なだけ。
そのためのお手伝いは、
思いっきりさせて頂こう。